ミツバチと人類の関係をアインシュタインから学ぶ

superfood

どうも、食育アドバイザーのRyokoです。
なになに?アインシュタイン出てきちゃったけど!!
と思わせたいタイトルから始まりました。
……はい。私の心の声ですね。w

大丈夫です、相対性理論を語り出したりはしませんから。

今回は、ハチミツのお話です♡

ミツバチを見たことがありますか?

野外で蜂を見かけたら刺されるのが怖くて逃げ回る。はい。私です。

「食育」の勉強会の時に、講師の方がこんな話をしてくださいました。

人類がミツバチを見なくなってから4年後

人類は人類を見なくなるだろう

アルベルト・アインシュタイン

え?????
と、これまたいつものごとく、開いた口が塞がらない私。

今までTVで見る蜂は、駆除対象となり、人間の生存を脅かすものばかりでした。
無知な私は、その映像だけで、「蜂」は怖いもの。と思ってしまい
小さな蜂を見かけても、恐怖を感じていたのですが……

そう、駆除対象となる蜂以外にも、「ミツバチ」という、私たちの生活には欠かせない蜂もいるではないか。

そもそも、私はハチミツを今まで口にしてきたではないか……

と、「はっ」としました。

ここで皆さんに、昔の記憶を辿ってほしいんですけど。←え?w

私たちが食している野菜や果物、目を楽しませてくれる花。
これには雄しべ・雌しべがあって、どうやって受粉しているんでしたっけ??

まあ、私のように遡らなくても、皆さん覚えていますよね!?

私は記憶を辿りましたが、小学校の先生が「蜂や蝶々が運んでいる」って言っていました。

そう、私たちが食べている野菜や果物は、蜂が花粉を運んでくれるから受粉して実を成すのでした。

ミツバチが減少している事実

そして、今、問題視されているのは、ミツバチの減少。

ご存知でしたか?

減少の理由には「農薬の問題」があげられています。
そして、ミツバチの栄養源である花の減少のような「環境変化」が関係しています。

ミツバチが減少し、養蜂農家さんが困っているという話題は耳にしたことがあったのですが、上記のアインシュタインの言葉を聞いた時は、背筋が凍りました。

販売されているハチミツを見て

そんな話を聞いてから、スーパーマーケットで販売されているハチミツの成分表示や原産国を見るようになりました。

なかなか、国産のものは少ない。
そして、海外産のハチミツでも、どのようなミツバチから採取されたのか、少し不安になります。

そこで目安にしていたのは、価格帯とオーガニックマークでした。

国産ハチミツに出会った♡

私の友人が営む「せとうち母家〜Setouchi OMOYA〜」では
SETOUCHI HONEYの採蜜体験ができます。(要予約制/概ね7月〜9月)

友人のお父様は、(私は勝手に「Mr.Honey」と呼んでいます)せとうち母屋の近隣にミツバチが好む花を植え、採蜜されています。

そして、せとうちハニー〜SETOUCHI HONEY〜として、販売をされています。

採蜜体験に参加☆

私も、早速、採蜜体験に参加して来ました。

まずは、西洋ミツバチの巣箱から、その近くにどんな草花が生息しているのか。
季節の花を植え、その花の周りを飛ぶミツバチなどを観察。

私は、草花などの知識が殆どないので、Mr.Honeyの話に興味津々。

そして、日本ミツバチの巣箱も見せていただき、巣箱の置き場所の違いや、西洋ミツバチと日本ミツバチの特徴や採蜜の頻度の違いなどを詳しく教えていただきました。

いざ、巣箱をオープン!

西洋ミツバチの巣

実際に、巣箱から取り出された西洋ミツバチの巣を前に、蜜蓋という、六角形の穴の上を覆っている蓋をナイフで削ぎ落とします。

写真は削ぎ落とした後。
中のハチミツが黄金色に輝いてウルウルしているの分かりますか?

この蜜蓋を削ぎ落とした後は、遠心分離機に入れてブンブン回す!!

そして、私たちが知っているハチミツが目の前でタラ〜っと便に詰められていきます。

一匹のミツバチから採れるハチミツの量

一匹のミツバチが1〜1.5ヶ月かけて集めてくるハチミツの量は、どれくらいだと思いますか?

Ans:ティースプーン一杯分(約3g)

そう、答えは「ティースプーン 一杯分(約3g)」なんですって!!

それを聞いたら、感動しましたね!?
そして、ミツバチのために花を植え、育て、スズメバチから守ろうと管理されている
Mr.Honeyのお話を聞いていたら、ハチミツの適正価格とは?と考えさせられました。

西洋ミツバチと日本ミツバチの違い

 

OMOYA brand

せとうち母家さんのSETOUCHI HONEYは「西洋ミツバチ」「日本ミツバチ」と
2種類あります。

採蜜体験では、この2種類のハチミツの味比べや、ミツバチの特徴の違いを教えてくださいます。

西洋ミツバチ

年に3回程度、採蜜できるそうです。
私たちが見かけるミツバチは「西洋ミツバチ」だと思います。
地面から生える草花を好むそうです。

お味は、花の香りを感じられましたし、少し砂糖に近いような甘さと後味のスッキリ感が印象的でした。

日本ミツバチ

年に1回しか、採蜜できないそうです。
蜂の大きさは、西洋ミツバチより小さく、黒っぽい。
山の木々のような高いところの花を好み、生命力が強いそうです。

この日本ミツバチは、敵となるスズメバチから身を守るため
大群となり皆んなで羽をバタバタさせ熱を放出し、スズメバチを倒すそうです!!

また、遠心分離機で蜜を摂ると巣が崩れてしまうほど柔らかく、採蜜の方法は、とにかく「じっと」蜜が垂れるのを待つ!!という、とてもデリケートな巣だと知りました。

お味は、黒糖のような「コク」があり、とても深みを感じられました。
ハチミツでこのコクや深みを感じたのが初めてで、すっかり虜になりました。
西洋ミツバチと日本ミツバチの味比べをさせていただけるからこそ分かる違い。
人それぞれ好みが違うそうですが、ぜひ、皆さんにもその違いを感じていただきたいな〜♡

(もっと分かりやすく、丁寧に説明して下さるのですが、私の説明が幼稚ですみません。汗)

その味はその時だけのスペシャルな味

SETOUCHI HONEYは、その時期、その季節のお花をMr.Honeyが育て、そのお花をミツバチ達が集め、ハチミツになります。
なので、その時の味は、その時期の花の香りがします。

よく販売されているハチミツは「アカシア」など、特定の花の蜜を集め、いつもその味。

私は、同じSETOUCHI HONEYでも、二度と同じにならないスペシャルな味というのに、とても感動しました。
それこそまさに、自然に逆らわず、その時・その時を感じる想いの詰まった味。

量産的に作るのではなく、本物のハチミツの味。だと思いました。

余談

Mr.Honeyが教えてくれたのですが、クレオパトラの時代からハチミツはあり、その時代のハチミツが発見されたとか。
そして、そのハチミツは炭化していたけれど、舐めると甘くて美味しかったそうです。

それほど、自然に採れたハチミツは抗菌作用もあり、抗酸化力もとても高いのです。

(乳幼児や小さいお子様の摂取はお控えくださいね)

なので、SETOUCHI HONEYは、冷暗所で保管しながら、日々撹拌(かくはん)することで、賞味期限を気にすることなくいただけます。

(とは言え美味しいので、逆にすぐなくなってしまうのですが…w)

ごく稀にですが、せとうち母家さんは、イベントなどで、このSETOUCHI HONEYを使ったドリンクを提供されています。

拘りのあるハチミツと、せとうちレモンを使った「ハニーレモネード」

SETOUCHI HONEYと、ジンジャー、そして、拘りのスパイスで絶妙の配合がされた「ハニージンジャー」は特にオススメです!!

終わりに

今回、初めて採蜜体験をすることで、以前に学んだ
「人類がミツバチを見なくなってから4年後、人類は人類を見なくなるだろう」
という言葉の重さと意味を肌で感じることができたと思います。

普段から口にしているものは「当たり前」なのか。
その生産者の想いや工程を知る機会はなかなか少ないと思いますが
もし機会があるなら是非、体験をしてほしい。
その体験から学ぶことは、知識だけでなく、これから手に取る食材が変わってくるように思いました。

そして、お子さんがいらっしゃる方は、是非、お子さんと、そういった体験をされると良いのでは?と思いました。

日頃、アレルギーや体調不良、気分のムラなどなど、色々と悩ましいことがあるかと思います。
大人も子供も、こういった体験から口にするものが変わり、体調が良くなっていくことは確実なのです。
合わせて、人とのコミュニケーションが生まれたり、人としての感情が豊かになると、心も落ち着いて、体調も快復に向かう。
これは、医療の力ではなく、人間本来が持っている自然治癒力という力なのではないかと思う今日この頃です。

SETOUCHI HONEYが気になる方、ぜひ、リンクから覗きにいってみてください♡
購入のお問い合わせもHPからどうぞ↓↓

せとうち母家HP

あなたの花が咲きますように