どうも、食育アドバイザーのRyokoです。
私のブログで、よく「遺伝子組換え」という言葉が出てきますが
そもそも「遺伝子組換え品」というのが、どういう仕組みで出来ているのかというお話を、なるべく簡単に説明しようと思います。
そもそも「遺伝子組換え」って知ってます?
なんだかRyokoが「遺伝子組換え」だとか「NON GMO」だとか言ってるけども…
品質表示に「遺伝子組換えでない」って書いてあるけども…
そもそも、遺伝子組換えってなんのこと?
体に悪いの??
みたいな声が聞こえてきそうな今日この頃です。←え?
まず、ちょっと堅めに説明すると…
コトバンク(デジタル大辞泉)より引用
農作物に他の生物(主に微生物)の遺伝子を組み込み、本来の作物にはない除草剤耐性、病害虫抵抗性などの特性を持たせた人工の作物。
この言葉が全てを物語っている。と思うのですが
みなさん、概ね、理解出来たかと思います。
例えば、もともとあるお野菜の遺伝子に、全く別の遺伝子(微生物とか)を入れるんです。
それは、「除草剤に負けないように〜」とか「虫に食べられないように〜」とか。
そうすると、除草剤に負けない、虫に食べられない作物が出来るんです。
農家さんは、除草剤をビャ〜〜〜〜〜っと撒き散らしても、作物まで枯らさないので楽になりますよね。
害虫による作物被害も、そもそも害虫が寄って来ないので、被害の心配がない。
種を蒔いて収穫するまでの手間がとーーーーーっても省ける!!
消費者も、虫喰いのない野菜を「見た目」で選ぶので、どんどん売れる。どんどん買う。
一見、生産者も購入者もwin-winのように見えません?
ただ、忘れてはいけません。このお野菜が、どんなお野菜なのかと言うと…
スパイダーマンって、◯の遺伝子と▲の遺伝子の組み合わせでしょ?
めちゃめちゃ話が飛んでる!!と思いましたよね!?
いえいえ、飛んでないんです。←は?w
スパイダーマンって、「人間」x「蜘蛛」の遺伝子が組み合わされて出来たキャラクターですよね!?
人間のように見えて、蜘蛛の機能?を持っている。みたいな。
これはまさしく、遺伝子組換えの賜物なんです。
でも、それは「想像の物語」だと思いますよね!?
しかし、遺伝子組換え品というのは、こういった「自然界ではありえない、人工的に作られた作物」なんです。
実際に、人間x◯◯といった「人間のような生き物」は、未だ見たことはありませんが(いつか誕生したらどうしましょ!?!?不思議な話ではないかも???)
仕組みとしては、スパイダーマンと同じことが、私たちが口にしている食べ物の原料には起こっているのです。
「遺伝子組換え」と「品種改良」の違い
では、品種改良は、遺伝子組換えとは違うのか?
「◯◯と◯◯を掛け合わせた△△ですよ〜」といって販売されているものもありますよね!?
まずは堅めの説明から……
コトバンク(デジタル大辞泉)より引用
例えば、「小さくて甘いりんご」「大きくて酸っぱいりんご」がありました。
私たちは「大きくて甘いりんご」が欲しいと思いました。
その場合「小さくて甘いりんご」の遺伝子と「大きくて酸っぱいりんご」の遺伝子を組み合わせて「大きくて甘いりんご」を作るという品種改良をすると出来るのです。
これは、同じ「りんご」の遺伝子で出来ているので、不自然なりんごではないのです。
他にも、お米も品種改良をして、新しい品種が生まれています。
この場合は、遺伝子組換えのように「他の生物の遺伝子」を組み込んでいるわけではないので、自然な作物となります。
なんとなくでも、遺伝子組換えと品種改良の違いは分かりましたか?
表現は悪いかもしれませんが、日本人xアメリカ人とか、両親が同じ国出身出なくても、同じ「人間」の遺伝子なので、生まれてきた子供は「人間」ですよね。
しかし、「人間」x「蜘蛛」で人間は生まれません。それが、品種改良と遺伝子組換えの違いです。
しかし、私たちが口にしている食べ物では、それが起こっている。ということなんです。
日本で認められている遺伝子組換え品
日本の自給率が低いのは、みなさん言わずもがなでご存知かと思います。
小さな島国日本は、多くの物を海外から輸入していますよね!?
その中には、上の画像のように「遺伝子組換え品」であっても輸入を許可している物があります。
以前、こんな記事を書きました↓
この記事でお伝えした「食育基本法」が出来たのは、この遺伝子組換え品の輸入を許可した2年後のこと。
大豆やトウモロコシは、家畜の飼料としても多く使われています。
その他にも油に加工されたり、醤油や豆腐の原料になったり…と。
自らそのものを購入しなくても、加工品の原料や、お肉・牛乳・卵といった家畜の飼料となって、巡り巡って私たちの手に渡ってくるのです。
この画像は、グリーンピースジャパンという、政府や企業から資金援助を受けずに、独立した市民の立場で、環境保護と平和の推進活動をする国際環境NGO団体さんの画像をお借りしています。
見覚えのある加工品ばかりですよね!?
私が大好きなアレもコレもソレも、遺伝子組換え品から出来ていたとは…
そして、普段スーパーマーケットに陳列されている油。しかも、ちょっといいお値段のする油も!!
しかし、輸入を許可している品目を知ると、この現実も納得しました。
ちなみに、日本は「遺伝子組換え品消費量 世界No.1」なんです!!
余談ですが…
現在、日本で販売されている「粉ミルク」は、全て遺伝子組換え品である。ということも判明しています。
みなさん、生活環境や体質など、本当に人の数だけ違いますので、粉ミルクを飲ませないでくださいとは言えません。
しかし、母乳で育てられる環境であるのなら、出来るだけお子さんを母乳で育てて欲しい。
WHOが推奨する母乳哺育は「生後23ヶ月」
この母乳哺育が、お子さんのIQを高めることや、成人してからの収入に関係するということまで判明してきているそうです。
人間の体は未知であり、年々、色々なことが解明され、それでもまだ謎が多い。
そして、その謎を追求するために、また人は人の体を知り、学んでいくのですね。
終わりに
今日は、少し難しい内容になってしまったと思います。
しかし、どうしても伝えなければいけない現実の話だと思い
書いてきました。
最後までお読み頂いて、ありがとうございます♡
遺伝子組換え品が体に及ぼす影響まで説明出来ておりませんが
今回はまず「遺伝子組換え品」とは、何なのか?そして、どういった経緯で作られている物なのかということお伝えしたかったのです。
人間は動物です。哺乳類です。
その人間が、自然界に存在しないような物を食べて人間であり続けること。
それは「不自然」なことなのではないか?と思うのです。
と、いつも熱く語りますが、全てを変えてということではないです。
これもいつも言っておりますが、出来ることから。まずは1つ・1品目から。
その行動のために必要な知識が、みなさんに伝われば良いな、と思い今日も書いています。
今、健康な人も、未来も健康であるために。
今の笑顔がずっと見られますように……