ちょっと急になに??的なタイトルではじまりました。
どうも、食育アドバイザーのRyokoです♡←無理矢理感。
今日は、私が「食育」を学んだイッチバン最初の日
(「なぜ〝スーパーフードアドバイザー〟になったのか」記事です☆)
衝撃を受けたことがあるんです!!
いつも衝撃を受けてますね、私。。。
では、先に、皆さんに質問します。
あなたが買っている「ほうれん草」の根元は何色ですか??
……
……
……
「え??赤紫っていうの?赤っていうの?とにかくそんな色でしょ!」
……
はい。その通り!!!!正解!!!!
……
少し前まではね!?
……
正解は、大体のスーパーマーケットに並んでいる「ほうれん草」の根元は
ほぼ「白」です
「は???」
開いた口が塞がらなかったですね。←いつも開きっぱなしですね、私。w
皆さんの答えは、何色でしたか?
スーパーに行った時、是非、ほうれん草の根元を見てみてください☆
これは、JAで販売されていた「ほうれん草」ですが、スーパーマーケットで販売されている「ほうれん草」は、もう少し白いものが多いです。
で、きっと皆さんがイメージした「ほうれん草」って、こんな色じゃなかったかな?
もっと赤紫系の色をイメージされていた方も多いかもしれませんね!?
私も、普段、ほうれん草をスーパーマーケットで買っていたので
「赤紫でしょ!」
と自信満々に答えていたんですけどね…後日、改めて買い物に行った時に
ほうれん草の根元を見て、驚きました。
私は今まで「イメージ」で、ほうれん草を買っていたのか……
そんなことを思いました。
それでね、なんで「ほうれん草」の根元が「白」になっているのか。
ここからが本題なのです。←え?遅っっ!!
ほうれん草の根元から分かる栄養価の低下
皆さんが想像していた「ほうれん草」の根元の赤紫色は
ほうれん草に含まれる「ミネラル」の色なんです。
もともと野菜は、その時期の野菜が自然農法で育てられ「じわじわ」と成長して収穫されていました。
しかし、今、スーパーマーケットでは、ほとんどの野菜が一年中購入できるようになっていますよね。
そして、たくさんの人に届けるために、大量の野菜を育てるようになっています。
たくさんの人に一年中野菜を届けるために、何をしているか
まずは、成長を早めるために「化学肥料」を蒔きますよね。
ほうれん草だったら「食べる部分」=「葉」ですから、葉が大きくなるように。
そして、化学肥料の蒔かれた土壌から養分を吸って「葉」が急成長します。
じわじわと太く長く根をはることもなく、「スッと」ほうれん草は育っていきます。
そして、「葉」が成長を始めると「虫」がやって来て葉を食べてしまう。
害虫がついたら、売れる葉がなくなってします。
そのために「農薬」を蒔きます。
※ちょっと余談ですけど、「農薬」って、何て言葉の略語だと思います?
「農業用薬毒」の略なんです。余談です。
そして、雨が降ったり・降らなかったりという、いつも同じではない環境の中、きれいに育った「ほうれん草」は市場に出回るのです。
その結果がもたらす栄養価の現象とは?
まず、先ほど、ほうれん草の根元の色が赤紫色なのは、ミネラルの色だとお伝えしました。
このミネラルには「味」があります。
その味は「苦味」です。
少し思い出してみてください。
昔、ほうれん草って「苦味」がありませんでしたか?
そして、最近のほうれん草って昔に比べて食べやすくなっていませんか?
少しの「甘味」を感じるほど。
そう、それが「ミネラル減少」という栄養価の現象の表れなんです。
それは、どのようにして減少したのかというと
先にお伝えしていた「肥料」により、ほうれん草が急成長をするので
土壌のミネラルを吸収している暇がない!!
そして、苦味の強いほうれん草は売れないので
あえて苦味の元になるミネラルを吸収しないように育てています。
こうして収穫されたほうれん草は、1950年代の栄養価から比べると1/5になっています。
そして、ミネラルが昔より減少しているほうれん草は、根元からミネラルの色がなくなり「白」くなり、苦味(エグ味)が少なくなっています。
※これからほうれん草を買う時の参考にされてみてくださいね☆
ほうれん草だけじゃない。他の野菜も同じことが起きています!
今回は、ほうれん草のお話を例にあげましたが、ほうれん草以外の野菜にも同じことが言えます。
おおよそですが、以前の栄養価から比べると全体的に半分〜1/8程まで栄養価が下がっているのが現実です。
1日350gの野菜を摂れば良いと思っていますか?
よく耳にする言葉ですね!?「1日350gの野菜を摂ろう!」みたいな言葉を。
そうですね、昔はそれで良かったのです。
しかし、「今」栄養価が減少している中で、1日に必要な栄養価を摂取するには、以前の5倍以上の野菜を摂らなければ基準に満たされない。
想像しただけでも、気が遠くなります。
大食漢の私でも、「そんなに食べられません」と言えそうです。
選べば良い。
急になんじゃい!という感じですが、オーガニックの野菜は昔のままの栄養価を保っています。
それには、認定マークがついているものなどは、土壌の検査や農薬使用の規制があるので、昔ながらの農法で育てているのが条件だからです。
※認定マークのお話は、また別の記事で説明させていただきます。
さて、ここで質問です。
「オーガニックや有機野菜は高いと思いますか?」
よく聞く言葉なのですが
「オーガニックや有機野菜は高価だから買えないよ〜」
という言葉。
確かに、私も以前はそう思っていました。
ただ、先ほどの栄養価の話を聞いたら、どうでしょう?
1日に必要な栄養素を摂るためには、今の5倍以上の野菜を買わないと
基準を満たさない。
そう思うと、今販売されているお野菜の倍前後の野菜を買うことは
高価なのでしょうか。
そして、お野菜を無駄にしたことはありませんか?
安かったからと買ったは良いものの、冷蔵庫の中で忘れられてしまったり
ついつい後回しになって、調理のタイミングを逃したり。
逆に、高価なものや、あしが悪いものって、早く調理しようと思いません?
栄養価という意味では高価ではないのですが、もし、その一回の買い物に
「高価」というハードルがあるのなら、意味を知って購入することで、結果、お財布に優しいお買い物ができて、食べることで高い栄養価を摂取できて、体が元気になる。
良いことずくめな気がしませんか?
オーガニック・有機野菜は高くない
そんなイメージを皆さんに少しでも持ってほしいなと。
そして、なかなか「オーガニック野菜」「有機野菜」を購入できない現状も分かります。
通常の販売品に比べて圧倒的に販売している店舗が少ないです。
私自身も、全てオーガニックや有機野菜にできている訳ではありません。
なるべく生産者の方がどんな農法で育てているのか、最近はこだわりのある農家さんも増えてきました。
地産地消のコーナーがあるスーパーマーケットもあります。
そういったところに着目して、お野菜を選んでいただければ、今までより少しでも栄養価の高いお野菜を手にすることができると思います。
それでも、まだまだ間に合わない栄養価。
そんな時に、現代人の強い味方になってくれるのが、スーパーフードなんです。
私は、普段の食生活の中に「スーパーフード」をちょい足しすることで
少しでも多くの栄養価を摂ろうと心がけています。
スーパーフードをちょい足ししたサラダです。
果物を入れるのもオススメのポイント☆
※今回はテフというスーパーフードをちょい足ししました。
テフは鉄分やカルシウムが豊富に入っている、世界最小の穀物と言われています。
8つの必須アミノ酸がバランスよく含まれており、デトックス効果や消化を助ける働きもあります。
スーパーフードの紹介は、今後もオススメしていきますね☆
少しの知識で賢くお買い物を…
今日は、ほうれん草から分かる現代の栄養価の減少のお話とその理由。
そして、オーガニックや有機野菜への壁と、栄養価の足し方をお話してきました。
明日からのお買い物の目線が少しでも変わって頂けたら幸いです♡