自分の気持ちを言葉にするのは難しい。お互いに。

mind

どうも食育アドバイザーのRyokoです。
先日、「思春期の子供との向き合い方」について
イライラする感情に効くスーパーフードはないのか?と相談を受けました。

イライラしちゃうのは、感情が先?食べ物が先?

イライラやキレやすい感情にリーチする食べ物

「あります!」

何かプラスで食べる食べ物。というよりは
「足し算」と「引き算」というイメージです。

食べ物の「足し算」と「引き算」について

白砂糖の危険性

まずは、以前からお伝えしている
「白砂糖」の排除。
こちらの記事↓でもお伝えしましたが

https://cppa2019.com/there-is-no-one-case/

白砂糖の過剰摂取により現代人は「キレやすい」人が増えています。
また、言い換えれば、感情のコントロールできない人が増えているということです。

思春期の子供ならなおのこと。
もともと、人間の成長過程でもある時期に、自分の感情や思考が入り混ざり
言葉にできないような時期に突入する。
その時期に、白砂糖や添加物まみれのファーストフード、お菓子、砂糖まみれの飲料を摂取していたら
成長過程に輪をかけて、自分の感情がコントロールできなくなります。
そして、そんな時期を迎える子供を持つ親が同じような食生活をしていたら…
親自身も自分の感情がコントロールできなくなります。
もちろん、思春期の子供を持つ親御さんだけでなく、全ての人に言えることです。

この白砂糖の危険性については、諸外国でも、大変に問題になっていて
「ソーダ税」という税を設ける国も出てきました。

(※ソーダ税とは、消費税以外に別途税金をかけるということ)

なぜ、国をあげて税金をかけるのか……
そうまでしなくては止められない健康被害が出ているからだと思いませんか?

ある国では(誰もが知っている国です)ソーダ税を設けたところ、ソーダ類の販売実績が21%減少したとのこと。
国をあげて取り組んだ結果、知識のない人、知識の浅い人でも、自ずと買い控えるようになったのです。

(※日本でもタバコからの税収というのは大変大きな金額になっていますが、健康被害についても問題視されています。そのため、年々、タバコの販売金額は上がっていますよね!?)

ということで、まずは「引き算」

白砂糖を摂取しないよう意識する

その油は「良い油?」「悪い油?」

そして、次に「油」

前回、「油」について触れさせていただきましたが

https://cppa2019.com/to-be-honest/

この「油」というのがまたややこしい。
前回の記事でも少し触れましたが「油」には

「良い油」と「悪い油」

2種類あるんです。

悪い油とは…

悪い油については、先にお伝えしている記事にもさらっと書きましたが、油には

人を殺す脂肪(別名:キラーオイル)という炎症を起こす油

があります。
その代表格が「トランス脂肪酸」と呼ばれている
マーガリンショートニング

このトランス脂肪酸については、色々な記事が沢山ありますので
詳しく知りたい方は是非、インターネットで調べてみてください。

一つ説明しますと、マーガリン・ファストスプレッドは、遺伝子組換えのトウモロコシ等の油に水素ガスを添加して、黄色の色素・香料・ゼラチンを混ぜて出来たような添加物です。
どこにも「バター」の要素は入っていません。バターのような匂い(香料)がするだけです。

こういった「トランス脂肪酸」と言われる油は、自然界では存在しない分子構造になっていて
アメリカでは2018年に全面使用禁止となりました。

アメリカと言えば…
ハンバーガーにコーラ、ポップコーンを片手に映画を見るイメージ。←偏見ですかね?w

でもね

もはや、アメリカでMのマークのファーストフードを食べる方が、日本でファーストフードを食べるより安心なんですよ!?
なぜ?って?
それは「トランス脂肪酸」が入っていないから!!

おっと、ちょっと脱線しました!!←いつもw

なので、まずは

「トランス脂肪酸」を引き算する

先にも書きましたように「マーガリン」「ショートニング」「ファストスプレッド」「植物性油脂」が成分表示に記載されているような物を控えて欲しいんです。
例えば

・菓子パン
・お菓子
・カップラーメン
・コンビニ弁当

などなど。もうね、成分表示をみていたらキリがないほどなんですけど。
ただ、いつも言っていますが、最初から全てじゃなくていいんです。
少し気に留めてみてほしいんです。
それだけで、今までより「少し」でも摂取量が減れば、そこから続けて行けば良い。
そう私は思っていますから。

良い油とは…

最近、よく「オメガ3」という言葉を耳にしませんか?
このオメガ3というのは油の種類だと思ってください。

実際にね、この「オメガ3」という言葉の意味を知っている人って少ないと思うんです。
ただ
「テレビなど色んなところで聞くよな〜。」
「きっと体に良いんだろうな〜。」
「でも、覚えてられないのよ〜。」
ってな具合に。右から左へ聞き流れてる感じ。

それはそれで仕方がないとは思うのですが、今日は少しだけ説明させてください。

「脳」はオメガ3を求めている

オメガ3の代表格として、DHA・EPAという成分の言葉を聞いたことがあるかと思います。

(※よく青魚の油と言って紹介されることが多いのですが、青魚以外にも他の食物で、このEPA・DHAを摂取することは可能です!)

なぜEPA・DHAが良いと言われているのか。
その効能としては

・記憶力を高める
・認知症の予防
・血中の中性脂肪を減らす
・血圧を下げる

と言われています。
お気づきでしょうか?
「記憶力」「認知症」と、脳に関係する内容であることに。

DHAは、重要な「脳内脂肪酸」であり
オメガ3系の油は「細胞内のシグナル伝達の向上」を助けると言われています。
そのため、「脳の健康と成長をサポート」する油。なんです。

脳の伝達物質の出し入れというのは、脳壁の柔らかさに関係してくるのですが
「悪い油」を摂取していると、この細胞膜が硬くなってしまい、良いものが入らず、悪いものが出ない。という状況に陥ります。

あまり長く説明すると疲れてしまう方もいると思うので、今日はこのあたりまでにしますが、もうお分かりかと……

そう、「脳がオメガ3を求めている」ことに。

「オメガ3脂肪酸」を足し算する

はい。では、ここで、オメガ3系の油を紹介します!

・ヘンプオイル
・フラックスオイル(亜麻仁油)
・えごま油
・ココナッツオイル
・天然の青魚

他にもあるのですが、このあたりが皆さん聞いたことがある油の種類ではないでしょうか。

まずは、このような油を積極的に意識して摂取していただけたら、カチコチになった「脳」も柔軟になり、イライラホルモンの排除と幸せホルモンの分泌がスムーズになると思います。

最後に…

食べ物で意識が変わるというのは、最近、大変注目されています。
なので、今回お話させて頂いたことは、今までより意識をして考えていただきたいポイントです。
今現在の体内の状況・環境にもよりますが、続けることで体が喜んで変化してくれます。

ただ、もう一つ。
ここからは、精神面でのお話になります。
私は、アトピー性皮膚炎であることから、「食」と「体」の勉強を始めましたが
そこには「精神面」も大きな影響があるということも知りました。

※この話については、今後、回数を分けてお話させていただきますね。

その中で、幼少期の親御さんとの関係は、成人してからの精神面に大きく影響することがわかりました。
また、私のように幼少期からアトピー性皮膚炎である場合は、その時点で、精神的に何か「我慢」や「言葉に出来ない感情」を溜め込んでいる可能性も高い。ということがわかりました。

そこで、今回の相談については、「食」のアドバイスと共に、お子さんへの接し方について、一言だけアドバイスをさせて頂きました。

※私自身が子育て経験者ではないので、「親」としてではなく「子」としての経験談です。

子供も「怒ってごめんね」が言ってほしい時がある。
子供も子供なりに葛藤しているんだと思う。
魔法の言葉だと思って、いつの日か「怒ってごめんね」と言ってみてほしい

思春期は特に、自分でも分からない感情の成長過程で、イライラしたり鬱々としたりしている年代。
そこに、輪をかけて親御さんから怒られたら……
自分の理解者はどこにいるんだろう?と思った時期は、ありませんでしたか?
私もあったんだと思います。もう遠い記憶になってきましたが。←え??

私が子供の頃から比べると、世の中も親子関係も、本当に変わりました。
「躾」の時代から「食」の時代と言われるほどに。
ただ、人間という「体」は、その変化に追いついているのか。と問われたら
同じスピードでは変化していないのです。

そんな中、食べ物や環境の変化で、人への精神的な変化も現れています。
思春期のお子さんなら尚のことではないかと思うのです。
そして、そういった年齢のお子さんや子育て中のお母さん達も一生懸命に悩んでいる。

お子さんには素直に言えないけど、心のどこかで「怒りすぎちゃったな」と思うのであれば、言葉にしなければ伝わらないし、言葉で伝えることで、相手にも自分の想いを分かってもらえることもあると思うのです。

今すぐではないかもしれない。だけど、いつかきっと、今日の「ごめんね」に「こちらこそ」と言い合える日がくると思います。

私は、自分の親とそういう関係になるのに30年以上かかりました。
30年経ったとしても、今、そう言い合えた親子関係になれたことは、とても幸せであり、親子関係がますます良好になったと思っています。

今回も、最後までお読み頂き、ありがとうございます。
想いが溢れてしまいましたが、皆さんの明日が少しでも明るくなりますように。

感想など、コメントを頂けたら幸いです♡
Ryoko