ほっと息つく時間のお供には…

superfood

どうも、食育アドバイザーのRyokoです。

先日、知人から、こんなメッセージをいただきました。

「甘いものって、私たちの中で「幸せな記憶」と結び付いちゃってることが多いですよね。
 ー中略ー
 お砂糖はいらないけど、幸せな雰囲気だけは味わいたい!っていうとき
 どうすればいいんでしょう……」

ふむふむ。
誕生日やバレンタイン、「お疲れ様です♡」の差し入れも甘いお菓子だったりすると。。。
……確かに!!
ご当地的なお土産も甘いもの「白砂糖」が入っているものが多いですよね!?
デパートで行列をなしている有名なお菓子も白砂糖がたーーーくさん入ってる!

その裏側で何が起こるのか知らない人もまだまだ沢山いらっしゃる。
そして、分かっちゃいるけどやめられない!そんな気持ちも分かる!

ということで、「幸せな記憶」について考えてみました。

甘いものを食べると「幸せ」を感じる原理

白砂糖の入ったお菓子を食べると、なんで「幸せ」を感じるのか
その一つには、血糖値の上昇というのがあります。
それは、お菓子だけでなく清涼飲料水なんかでも同じです。

最近では「低GI」という言葉も浸透していますが、このGI値は以下のように分類されます。

※GI値の数値が高いほど血糖値を上げやすい食べ物

・70以上は高GI
・69〜56は中GI
・55以下は低GI

白砂糖はGI値が109!!と、超高GIです。

それの何が悪いの?という声も聞こえてきそうですが
例えば、この白砂糖の例えでお話をすると
白砂糖の入った食べ物を食べることで一気に血糖値が上昇します。
そうすると、体内では
「血糖値を下げろーー!」とインシュリンが放出されます。
そして、血糖値が下がるとまた「血糖値を上げろーー!」とアドレナリンが放出され
この作用により、血糖値の乱高下が起こります。

血糖値が上がれば「やる気」「元気」の他に「怒り」「イライラ」「闘争」という作用も働き
キレやすくなるという社会現象としても問題になっている作用が働きます。

そして、血糖値が下がると「気力」がなくなり、「逃走」という作用も働き
」という、これまた社会現象と言われるほど問題になっている作用が働きます。

両方が入り交ざった状態というのが、メンタルの崩壊
自制心が働かなかくなり、自分で自分の感情のコントロールができなくなる。

それに輪をかけて、白砂糖というのは「中毒性」があり、
ドーパミンやエンドルフィンといった脳内物質を分泌します。
その刺激により、一時的に幸せな気分を感じる。そして辞められなくなり、また白砂糖の入ったお菓子などを手にしようとする。といった具合です。←どんな具合だ。

とは言え、こんなに語っている私も、元砂糖中毒者です。
仕事中も、これから大変な資料を作るぞー!とか、ちょっと頭を使うような仕事をする時は、引き出しに隠しているチョコレートを無心で食べてしまっていたり。。。
長年、白砂糖を自ら摂取する生活をしてきました。
なので、甘いものでブレイクしたい!と言う気持ちは、おそらく人一倍分かると思います。

以前に書いた、白砂糖の記事も貼っておきますね!?

アトピーの原因って一つじゃない

2019-09-14

一時的にお菓子を摂ることで感じる幸福感とは

確かに、お菓子を食べたり、甘いものを食べたあとは、集中力が湧いたり、
その一瞬の時間は「はぁ〜、幸せ♡」と思うことってありますよね!?

私も甘いものが大好きですし、事あるごとにブレイクしたくて「珈琲とチョコレート」の最強ペアを欲しています。

今回、知人からの質問を聞いて、考えたのですが、今まで、この最強ペアを欲している自分って、その一瞬の幸福感を知っているから求めていたな。と思ったのです。

その一瞬は「ほっ」とするかもしれないけど、数分後、その幸福感って残っていたかな?と。
それよりも、大変なプロジェクトが成功で終わった後、仲間と涙しながら語り合ったシーンや、悩み苦しんでいた時に仲間にかけられた一言、そして、何よりも、実家に帰った時に食べる「母の味」を味わった時の幸福感。

そういった思い入れのあるシーンの方が、「幸福感」としての持続力というか、記憶として残っているよな。と思ったのです。

先にお話したように、その一瞬の幸福感を感じたくて、甘いものを求めることも沢山あると思うのですが、本当の幸福感って、もっと深いところにある。と言うことを頭の片隅に置いておくと、今、求めている甘いものへ伸びている手を、そっと戻すことができるかもしれませんね!?

そうは言っても、ひと息つきたい!

とは言え、張り詰めた時間の後、頭を使った後…etc。色んなシュチュエーションが考えられますが、「ひと息つきたい」時は、一日のうちに何度もある!!

その「ひと息」の時間が、次の作業を頑張れる糧になる!と言う、ブレイク大好きな私なので、甘いものを辞めましょう!とは言えません。自分に対しても。w

そこで、以前にこんな記事も書きました。

スーパーフード「デーツ」って知ってますか?

2019-10-23

デーツは、甘味として、砂糖の代わりに使われているような食材でもあります。
GI値も50と、中GI。
栄養価も高く、カロリーも1粒10キロカロリーとお高めですので、一日の摂取量は5粒まで。
私もほぼ毎日食べていますが、欲している甘味を味わえる他に、栄養価が高いため、生理痛も軽くなり、良いことづくめです!
本当にオススメ☆☆☆
もちろん、男性にもオススメですので、是非!!

 

と、熱量高くお話していますが、とは言え、皆さんが手にする甘味市場、お土産市場から、白砂糖が無くなる日と言うのは、おそらく今後もないのです。
それについては、あまりオープンにお伝えできない事情もありますので、メルマガでお伝えしていこうかな。と、思っているのですが。。。

選択することの大事さ

そして、いつも言っていることなのですが、様々な事情で白砂糖が日本から無くならないとは言え、白砂糖が入っていないものを「選ぶ」ことはできます。

最近では、食育活動など地道な活動を行なっている人も増え、「売る側」も意識をしている方が増えてきました。

また、インターネットの普及から、webショッピングで、白砂糖不使用の甘味を選択することも容易くなりました。

「ひと息ついてほしい」と大切な方にお渡しするお土産も、白砂糖不使用のものをお渡しするのは、お相手の方への気遣いになりますよね!?

そんなお話を、知人へ伝えたところ、こんな返事が返ってきました。

「外食産業にもっとその意識が定着して欲しいです
 喫茶店とかレストランで「可愛いし食べたい」と思うもの
 大体お砂糖ものなので……。
 あれホントになんとかならないかなー。」

そうなんです!!つまるところ、こちらが意識しなくても「提供する側」が、意識的に販売してくれると、消費者としては、とても「」なんです。

ただ、その「楽」な選択ができるようになるまでには、まだまだ時間もかかる。
そんな時に、今、私たちが自分の身を守るためにできることは「選ぶ」ということ
その先には、需要と供給という言葉の通り、ニーズがあれば企業というのは行動にうつします

現状では、まだまだそのニーズという部分が弱く、白砂糖を使った商品があふれていますが、昔に比べてかなり増えてきています。

私の食育の師匠と勝手に呼んでいるこの方も、そう言った意識を高く持って活動をしている一人。

スーパーフードパティシエの榊原和美さん♡
(現在、超絶カワイイwebページを絶賛作成中とのことでInstagramを貼っておきますね!?)

https://www.instagram.com/sakakibarakazumi/

可愛くて、美味しいにこだわったスウィーツ店♡
こういった活動をしている方が増えて、そういう方達を求める人が増えていけば
世の中は良くなっていく。そう思っています。

目の前にあるから選ぶ、食べる。ではなくて、少しの意識で大きく変わることがあるということ。
そこに妥協しない人が増えたら、ブーメランのように自分に返ってくる。
そう思っています。

終わりに

今回の知人からの質問に対して、私の答えはパーフェクトではなかったし
語り出したら本当に長くなる。
質問の内容から、本当は「ほっとひと息」の幸福感を感じるために、白砂糖以外のものはあるのか?ということだったと思うのですが

答えとしては「あります」
ただ、「選ぶ」という一手間を加えれば……
ということ。
これから、まだまだ、皆さんにオススメしたいお菓子やお持たせ、「選ぶ」ことのお手伝いができれば良いな。と思っておりますので、お見逃しなく☆