どうも、食育アドバイザーのRyokoです。
今日のタイトル。皆さんも疑問に思われていませんか?
もしくは…「良いらしいけど、食べるの大好きだし、食べられないのなんて辛すぎる」←え?私だけ?w
と思って気になっているけど、実際に実行していない。という方、いらっしゃると思います。
私が属しているインターナショナルスーパーフード協会の理事の一人は、日本にファスティング指導を導入した第一人者でもあります。
そのため、ファスティングについても指導を受けたことがあるのですが、知れば知るほど、このファスティングの奥深さと、メリット・デメリットを感じました。
一つ一つを説明すると長くなってしまうので、数回に分けてお話していこうと思います。
ファスティング=断食期間のみ だと思っていませんか?
ファスティングという言葉の意味は「断食」です。
しかし、ファスティングを実施するには、「準備期間」「断食」「複食期間」があります。
プチファスティングという「1日」断食を実施するために必要な期間の例
・準備期間 1日
・断食(ファスティング)期間 1日
・複食期間 3日
1日の断食を実施するのに5日間、通常とは違う食生活(内1日断食)をすることをオススメしているんですね。
そうなると、ちょっとハードルが高い。
ますます、ファスティングが遠のきましたか?w
そもそもなぜファスティングをオススメするのか?
この飽食と言われている時代、私たちの臓器は常に働いています。
特に、消化に時間がかかる物を沢山食べていると、寝ている時間でも臓器は消化活動をしています。
「も〜〜〜疲れた!!休ませてくれ!!」
と、臓器も言いたい。けど言えない。だから不調というサインを出してきます。
そのサインは人それぞれですが、肌荒れや、倦怠感など、小さなサインを見逃さずにいると、ちゃんと体はサインを送ってきているのが分かります。
そんな時こそ、「臓器を休ませる」=「ファスティング」(食べ物を体内に入れない)と言われています。
食べ過ぎたな〜と思ったら、翌日の食事量を減らすとか、意図的に調整をされる方もいらっしゃいますよね!?
お昼に友達とランチを食べて、沢山食べたから夜、お腹が空かない。そんな時は、無理に食べなくてOK!
体内に必要な栄養素は、体内を巡る前に「消化」するために使われます。
ファスティングをすることで臓器を休ませるということは、
消化酵素を使わないので、代謝酵素として使うことができるのです。
その際に、汗をかく程度では排出できない、細胞内に入ってしまった有害な毒素などを、尿などで排出し、体の中が綺麗になる。クリーニングされるのです。
なので、ファスティングをオススメするのです。
ファスティングの期間は長ければ良いのか
まず先に言えることは、初めてファスティングをする方に長期間のファスティングをすることはオススメしない!ということです。
そして、長期間のファスティングをする為には、しっかりと知識のある方の指導の元、実施することをオススメします。
何故ならば、ファスティング期間中に起こる現象というのは、本当に個人差があり、一般的な目安として◯時間後に内臓脂肪が燃焼する。とか◯時間後に細胞修復が始まる。などと言われているのですが、それはあくまでも目安であって、初めての方や、知識のない方、何かしたの疾患のある方が長期間のファスティングを実施することは、大変に危険な行為となってしまいます。
ファスティング=ダイエット ではないんです
ファスティングは、デトックスや腸内環境を整えるための、臓器の休憩時間なのですが、断食をするということを、ダイエット目的で始める方もいらっしゃいます。
しかし、そのダイエット=減量というのは、断食をすることによる一時的な減量であって、減量後の体重をキープするというよりは、整った腸をいかにキープするかということを意識していただきたい。
なぜ上記に、プチファスティングの例をあげたかというと、一日の断食後に回復食を3日続けるんです。
それほど、絶食した後の体内というのは、栄養素を吸収しやすくなっています。
その時に、普段と同じ食事をした場合、添加物などで活性酸素が大量に発生し、消化にエネルギーを取られ、断食前より体が不調になってしまったり、食べられなかったストレスから暴食してしまい、体重も増加します。
なので、ファスティングを実施する場合は、断食後の食事がとても大事になります。
と、ここまでザっと話してしまいましたが、ファスティングの良し悪しについて、少しはご理解いただけたでしょうか?
ファスティングとは臓器を休ませる行為である
そのことをふまえて、こんな相談を受けました。
何も食べたくない日があるんですけど、良いんですか?
答えは、良いですよ。です。w
その方は、便秘が続いて、体が怠くなったり、お腹もスッキリしない状態が続くと、食欲がなくなり、1日何も食べない日があるそうです。
すると翌日、しっかりと大いなる便りが出るそうで、1日、何も食べないで過ごすことが良いのか?というお話でした。
それもまた、体からのサインなんですよね。
体の中に消化しきれない物が溜まっていて、消化したいんだけど、消化酵素が足りていない。
その上にまた食事をとることで、さらなる消化に栄養素を使うという悪循環。
「も〜、苦しい!」と思った体は、食欲を無くして、食べることにストップをかける。
ここで大事なのは、先ほどをお伝えしたように、一日絶食状態で過ごした翌日からのお食事なのです。
回復食について3つのポイントをお伝えしておきましょう。
・動物性のタンパク質を絶って「植物性タンパク質」を摂取
・抗酸化物質の多く含まれている物を摂取
・もちろんですが…添加物の入っている物の摂取は控える
せっかく、腸が整い、便りも届き、絶食前より良い状態になった腸に、腸を汚すような食べ物を入れてしまっては、また同じことの繰り返し。
できることなら、腸もいつも良い状態でありたいですよね。
腸は「第二の脳」と言われ、幸せホルモンと呼ばれている「セロトニン」も80%腸管で作られていると言われています。
そういったことから、ファスティングをオススメしたりもするのですが、突発的に始める前に、こういった前情報を頭に入れて、試されてみてください☆
以前、タンパク質について書いた記事がありますので、ぜひ、ご一読ください☆
終わりに
定期的なファスティングや、カロリー制限、運動による、適度なストレスがBDNF(脳由来神経栄養因子)を増やす要因になる。と、米国国立老化研究会で発表されています。
これは、自閉症・痛風・歯周病や神経疾患病の治療にも役立つと言われていて、食べ過ぎることでおきている疾患というのは、今後ますます発表されて行くことだと思いますし、食べ物の重要性というのは注目されてくると思います。
ファスティングが体質改善になると言われている中には、腸が免疫細胞の60%を作っているということも理由の一つかと思います。
以前、こんな記事を書きました
自分やご家族、お子さん、大切な人の大いなる便りを無視せず、体からのサインに耳を傾けてみてくださいね。
すぐに改善しなくても大丈夫!
まずは気にかけて、何が多すぎて、何が少なかったのか、足し算と引き算を考えてみて頂けたら幸いです♡