こんにちは、Ryokoです。
この記事を書いている今日は[2020.03.11]東日本大震災から9年目の日です。
今回は、いつもの食育記事ではなく、今日この日だからこそ思う
なぜ私が「食育」を伝えていきたいのか。という本質の部分のお話をさせて頂きたいと思います。
いつもの記事を楽しみにしていた方。
このブログを読んで下さっている方に。
私の本質の部分をお伝えしたいと思って書きます。
「〝2011.03.11〟に感じたこと」
私は、東京で暮らしていました。
前回の記事で書いていた、ネイリストとして池袋駅構内の地下にあるネイルサロンに勤めていました。
14:46 地震が発生。
その時は地下ということもあり、揺れを感じることがなかったのです。
しかし、とある勇敢な女性が
「大きな地震が起きています。避難してください!!」
と構内で叫ばれたのです。(←この方は、ビル関係者でも警備員でもない、一般の方でした)
私が勤めるネイルサロンの隣にあった店舗ではシャンデリアが飾られており
そのシャンデリアが大きく右へ左へ揺れていました。
それはそれは大きく。今にも落ちそうなくらいに。
間も無く、館内アナウンスで全ての営業を終了するように指示が出ました。
その後、スタッフと「一度地上に出てみよう」と話し、地下店舗から地上に上がったのです。
その時の光景は、9年が経った今でも鮮明に覚えています。
池袋駅周辺は、今までに見たことのない人で溢れていました。
コンビニからは既に商品が無くなりかけ、お釣りになる小銭がない。と店員の方が仰っていました。
私たちは、あのシャンデリアが揺れた地震は、地上でどれほど揺れたのだろう。と
とても不思議に思ったのです。
そして、一旦、地下店舗に戻った時のこと。
本社より、帰宅指示が出ました。
帰宅指示と言っても、電車も走っていませんし、私たちは徒歩で帰宅することになります。
私は帰宅するまで、1時間半くらい歩きました。
その道中、電化製品を販売されているお店の外に人だかりができていて
外に向けて映し出されるテレビ画面を見て「津波」を知りました。
「一体、何が起きているんだ」
それしか言葉は出ませんでした。
帰宅し、玄関を開けると
目の前には、食器棚が倒れ、中の食器たちが割れていました。
私の生まれ育った故郷は「茨城県」
なかなか報道こそされませんでしたが、実家もライフラインが絶たれ
家族との連絡もままならない状況でしたが、そんな故郷を思うと
私の食器が数枚割れた程度のことは、かすり傷にもなりません。
各地の被災状況。
そして何より、福島原発が爆破した瞬間の映像は
私だけでなく、全国各地・世界中で「何が起きたんだ?」と思ったのではないでしょうか。
「あれから9年が経ち、今思うこと」
この9年間、日本では全国で自然災害が発生しています。
そんな中、阪神大震災から東日本大震災と、地震対策を続けてきた日本。
その他にも、多くの事例から、災害に向けての対策が実施され
各家庭、個人でも、災害対策として備えていること、気を付けていることは沢山あると思います。
しかし、時が経ち、しばし平穏な生活を続けると「ない」ということにフォーカスしてしまい
「ない」ことへの恐怖や不安を考えてしまいがちだと思うのです。
一旦、立ち止まり、目を閉じて、深呼吸をしてみてください。
全ては「ある」んです。
むしろ、そこに「ある」ことを忘れ、「ない」ことにフォーカスするからこそ
買い溜めをしたり、必要以上に作ったり、過剰に反応してしまう。
安いからと余分に購入したり、余ったら廃棄したり、
より大量に安定的にと自然界に返らないものに頼ったり。
と、私たち人間が作りあげた社会には、不自然なものが溢れているんです。
こういったことを考えはじめたのは、「食育」を学んでいるからこそ。
キッカケはどんなことであっても良い。
そのキッカケを逃さないでほしいと思うんです。
こじつけのように思われる方もいるかもしれません。
しかし、どんな角度からでも、行き着くところは同じだと思うんですよね。
だから私は発信し続けようと思います。
web上でも、対面でも、どんな形でも。
私のキッカケは、アトピーと向き合うことでした。
その原因の一つに「食」があり、その先に「環境」があり
そしてその先には「自分の持って生まれた花の種」がある。
なかなか咲けずにいる種を持って生きている人が多いな〜と思ったから。
私自身が、その種の存在に気付き、咲かせようとしているからこそ、
多くに人に「自分の種」に気付いてほしい。
その想いからブログをはじめました。
自分の花を咲かせるためには、まず自分と向き合うこと。
そして、行動に移してみること。
みんなが自分の花を咲かせるために行動していると
いつの間にか、環境も良くなってくる。
真っ向から環境問題に取り組んでいる方もいれば
間接的に環境に良いことをしている方もいる
今の自分が無理なく「続けられること」が何より大事。
全てをオーガニックにすることが難しいことは分かっています。
しかし、一つのことでも気にかけてみる。
一つの食材でも、気にして購入してみる。
その行動、行為を「続けられること」が、今、一人一人に問われているのではないか。
そういう想いで、日々、「食育」を発信しています。
今日思う、私の食育を発信していく本質を少しでも感じていただけましたら幸いです♡
最後に、私の友人であるパーマカルチャー研究所のYukiさんが
2018年にgreenzさんの記事に、掲載されました。
彼がパーマカルチャー生活をはじめたキッカケも東日本大震災。
東電に勤めていた彼の「人生を考え、人生を変えた瞬間」
私はこの記事を読み、すぐに行動に起こした彼に敬意を表します。
そして、遅ればせながら、彼のように発信を続けていこうと。
改めて、ここに誓います。
天に召された全ての方のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
2020.03.11 食育アドバイザー/RYOKO