ステロイド剤を断つキッカケは「愛」だった

Ryoko's story

どうも、食育アドバイザーのRyokoです。

前回、ステロイドを絶ったキッカケをお伝えするとお話しておりましたので

そのキッカケのお話をしますね!?

ある日の妄想

それは、とある日の事……
当時お付き合いをしていた方がいて、将来を少し考え始めた頃のこと。

今まで肌の状態がコンプレックスで、人様にさらしてはいけない。見せたくない。
そんな気持ちから、ステロイド剤を塗布していた私。

自分の見た目だけでなく将来を考えると「子供」が大好きな私は、自分の子供ができた時のことを妄想していたんです。

その時

「もう30年近くステロイド剤を塗ってるよな〜。きっと臓器のどこかにこのステロイド剤の何かが蓄積されてるんじゃないかな〜?」

そう「ふっ」と思ったんです。

ちょうどその頃、私の同年代の親友が

「もう私も若くないから、子宮の状態と卵子の状態を診てもらうのに、婦人科を受診しようと思っているんだよね〜」

と言っていました。彼女の一言も、私の妄想のキッカケでもありましたね!?

それでもなお……

その頃の私の肌の状態は。というと
決して良くはなく、数年ぶりに額の部分が荒れだすという状況。

(顔部分が荒れるのは、この時で人生で3度目。私は目から上の部分の皮膚が人生で2度剥がれ落ちています)

こうなると、どんなにスキンケアを頑張っても、時間がかかる。
だけど、顔の部分は、隠せない。
そして皮膚科に行ってステロイド剤を処方してもらう。というループ。

しかし、先ほどの「ふっ」と思った妄想から、その時に通っていた皮膚科から別の皮膚科へ行ってみることにしたんです。

(なぜならば、今まで通っていた皮膚科は、通いすぎてか、問診時、医師が私の顔や皮膚の状態をあまり見なくなってきたのです。あと、顔の症状に対して沢山の薬を処方されたことも、私の中での疑問があったのです)

幼少期に通っていた皮膚科に久しぶりに行ってみると
まず処方されたのはステロイド剤でした。

しかし、この医師は問診時に
「顔にステロイド剤を塗布した日数分、塗らない日を作ること。
 3日間塗布して綺麗になったら、3日間は塗らない。
 それを繰り返してみてね!?」
そう仰いました。

言うことを聞いて
「ステロイド塗布→塗らない→ステロイド塗布」
を繰り返しました。

少しずつ改善したように思えても、塗らない日が続くと再発する。

そしてまた、通院の日がやってきました。

医師から告げられた衝撃の一言

前回の通院時に、次回の来院日を決め、経過を診せに皮膚科へ。

医師:「症状はどうですか?落ち着きましたか?」
私 :「少しづつ良くなってきていると思いますが、まだステロイド剤を塗る日があります」
医師:「いつまで毒を塗る?」
私 :「え????」
医師:「こんな毒をいつまで顔に塗るの?」

そんなこと、今まで医師から言われたことがなかったので
その後の会話は覚えていません、、、
しかし、一つ言えること

ステロイド剤は「毒」だった

そんな衝撃の一言に、私の意志も固まり、脱ステロイドをすることを決意したのです。
その時の心境は、妄想の時に、ステロイド剤の何かがどこかに蓄積されているかも?とか
そんなことを調べるより、考えるより先に「行動」に移していました。

リバウンドなのか、通常のアトピー的肌荒れなのか分からない日々…

今まで、脱ステロイドが出来なかった理由の一つに
「リバウンド現象」があります。
実際に脱ステロイドをされた方の体験談などを見たり、聞いたりすると
中には壮絶な体験をされている方もいて、なかなか踏み出せずにいました。

確かに、脱ステロイドをして、リバウンドと言うデトックス症状は出ています。
私の場合は、塗布歴も長いので、実際、今もなお、身体のあちこちに痒みはあります。

※(このデトックス時期のお話は、また後日にお伝えしますね)

ただ、顔への症状は、↑の事象以来、もう数年出ておりません。

脱ステロイドを後悔した日もありましたよ…

家中のステロイド剤をゴミ箱行きにして
本格的に始めた「脱ステロイド生活」

夏が来れば汗をかき
冬になれば乾燥して

ある日は、ストレスを感じては痒くなり
寝不足の日は、一日中痒い

そんな生活の中、またステロイド剤を塗ろうかと
ある人は「ステロイド剤で一気に治して、それから徐々に薬を塗る頻度を下げれば良い」
と言っていたよな?とか
色んなことが頭を過ぎりました。
実際、見るに耐えないほど酷くなった日があり
決意したとはいえ、ステロイド剤を処方してもらいたいがために
以前の皮膚科に行ったこともありました。

(以前の皮膚科は、「毒発言」医師ではなく、その前に通っていた皮膚科です)

少しづつ変わる心の変化

一時的にステロイド剤を塗布したとしても
翌日の綺麗になった皮膚を見ると
「え??一晩でこんなに綺麗になっちゃうの?怖っっ」

そう思う自分がいました。
それでも、塗らずにはいられない状況もあったのですが
塗布した翌日は、いつもそう思っていましたね。

「これで人前に出られる。」
「変な目で見られない。」

そんな安堵の気持ちもあるんだけど、心のどこかでは
怖かった、、、

そう思えたことは、ある意味、ステロイド剤に対する信頼ではなく
疑問や不安感が芽生えていたからだと思います。

そんな葛藤をしながら、ほとんどステロイド剤を塗らない日を続けました。

完全に絶つ

それは、仕事を辞めてからです。

仕事に出ると、日々、多くの人と顔を合わせます。
初めまして。の人も、毎日顔を合わせている人も。

家族や付き合いの長い友人は、私のアトピー歴を知っているので
肌の状態が悪い時こそ心配はしてくれるものの
こちらも自分の肌の状態が良くないからと卑下することもなく居られるので
心が楽でいられます。

ただ、職場とは、そういうわけにいかず
どうしても人の目を気にしてしまったり
自分を卑下してしまったりして
ステロイド中毒かのように頼ろうという気持ちが湧いてしまっていました。

仕事を辞めたキッカケは、アトピーだからではないのですが
結果、仕事を辞めたことで、ステロイド剤に頼る生活から抜け出すことが出来ました。

でもね、だからと言って、皆さんに仕事を辞めることをススメたいわけではないんですよ♫

※たまたま私のキッカケということで、今回はありのままのことを語らせて頂いています。

(後に、仕事を辞めるとか、そういうことじゃなくてもアトピーの仕組みを知ることになります、私の人生。なので、それもモチロン、ありのままに語らせて頂きます!ので、お楽しみにお待ちください☆)

自分の体を「愛おしく」思うから…

はてさて、それで、なんで冒頭に大きく

脱ステロイドのキッカケは「愛」

と、掲げているかというと……

私ね、いくら幼少期からアトピーだったからだとしても
自分の体とちゃんと向き合ってこなかったんだな。と思ったんです。
今まで語らせてもらった経緯は、本当にありのまま。の出来事。
その裏にある、自分の心情は、本当に紆余曲折ありました。
今もなおね!?
ただ、このステロイド剤を断つと決めたことは
結局、自分の体が「愛おしかった」んです。

世界に一つしかない自分の体。
今、大人になって、自分の体を労れるのは自分だと知りました。
誰のせいでもない、今まで、ただただ「自分はアトピーだから」と思って過ごしてきた人生。
ステロイド剤を塗布することも、断つことも、自分の意志なんです。

その意志というのは、やはり「自分の体」と向き合うことをしていくうちに
出会いや学びがあって、だからこそ「脱ステロイド」が出来たんだと思います。

誤解を恐れずに言うと、親を憎んだ日もありました。
今、身体の仕組みなどを、スーパーフードアドバイザーとして学ばせて頂いていく中で
昔、私の親が知っていれば。学んでくれていれば。と。

ただ、それは「たられば」なんです。

時代は日々、移り変わり変化しています。
情報はもの凄いスピードで拡散されます。
だからこそ、自ら学び「選択」をしていく時代なんだと思います。

今の時代だからこそ、今の状況だからこそ
私もアトピーの仕組みを知ることができました。

長年、悩み・苦しんできたからこそ
同じように悩み・苦しむ人に伝えたいんです。
そう、昔の私にも教えてあげたいから……。

そして、もし、お子さんがアトピーで悩まれている方が見てくださっていたら
私が昔の母に伝えたかったように、知ってもらえたらな。と思うのです。

おっと、熱くなって、本題から逸れました!!sorry.

まずは、今日の本題。
私が「脱ステロイド」をしたのは
いつまでも「毒」を塗っていたくなかった。

ステロイドを「毒」と表現した医師に敬意を表します。

その言葉のおかげで、私は自分の体を「愛する」ということができました。
無知であったとはいえ、あの時、脱ステロイドを決意できたことは
今は後悔していません。
自分の体と向き合うキッカケになりましたし
そのキッカケのお陰で、今、身体の仕組みのことを学べています。

「脱ステロイド」のキッカケは、これでおしまいですが
また、色々ツッコミどころ満載な箇所は、追い追い記事にあげていきますのでお待ちくださいね☆

※今回は、私の体験談をありのままに記載しておりますが、「脱ステロイド」については
症状に個人差もありますので、担当医に相談の上、判断されてください。